浜田「え、お前尼ちゃうん?」
松本「あハイそうですよ。ハガキの人もよくわかりましたね」
浜田「いやw お前ずっと尼おったやんけ」
松本「実はその辺、あんまり詳しく知らないんですよね」
浜田「は? なんで?」
松本「ほら、貴方も小3で引っ越してきたでしょ? それと一緒で、うちも僕が小さい頃に引っ越してきたんですよ」
松本「兄貴がギリ覚えてるくらいですかね」
浜田「はーなるほど……物心つく前に越して来たのね」
松本「そうそうそんな感じです」
浜田「じゃああくまで戸籍上の出身地であって、その雛見沢にはあんまり思い入れないって事ですね」
松本「そんな事ないですよ。あんな村、今すぐ滅んだらいいんですよ!!」
浜田「なんでやねんw」ペチン
ドゥドゥッドゥー
ガキガキガキノツカーイ
浜田「自分の生まれ、そない言ったるなよ~」
松本「確かに記憶こそないですけどね。でも、オカンがよう言ってたんですよ」
松本「人志聞くのやと。あの村は鬼の住む村なのやと」
松本「あんなとこは人の住むとこやあらへん。あんたも大人になっても、雛見沢にだけは行ったらアカンのやでって」
松本「そんな話聞かされて育ったら、そらイメージ悪くなるじゃないですか」
浜田「ふぅん……向こうでなんか、イヤな事でもあったんかなぁ」
松本「うろ覚えですけど、どうも喧嘩別れっぽいですね」
松本「なんかあっちの奴等と、派手にやりあったっぽくて」
浜田「へぇー。まぁ、秋子ならあり得るかぁ」
松本「オカンも当時は若かったでしょうしね」
浜田「でもそいでも、わざわざ尼に越してくるってよっぽどやで?」
浜田「一体誰と揉めてん?」
松本「園崎さんとです」
浜田「誰やねん」
松本「ヤクザの組長です」
浜田「 」
松本「なんか、向こうに園崎って言う偉っそうなヤクザがいたんですって」
松本「んであなたも知ってるでしょうけど、ウチのオカンもあんな感じでしょ? もう、モロにかち合ったみたいで」
松本「最初はメンチの切りあいから始まって……すぐこのダラズがぁー!ってなって」
浜田「なんやねんダラズってw」
松本「w」
松本「でもまぁ、割とそんな感じみたいですよ。ほんまに」
浜田「秋子それはアカンわ……よりにもよってヤーさんに手出したらアカンわ」
松本「しかも相手は組長クラスですからね。根回し即村八分ですよ」
浜田「しゃーないわ……そればっかりは……」
松本「鬼ってそういう意味やったんやなって」
浜田「あんたさんには直接関係のない話やんか。向こうも代替わりしてるやろし。そこまで悪く言ったらんでもええんちゃうの?」
松本「違うんですよ浜田さん。実は僕、大人になってから一回雛見沢行ってるんですよ」
浜田「えっそうなん?」
松本「だからこっちはその結果を踏まえて言ってるんですよ。雛見沢はクソやって」
浜田「じゃあ行くなや」
松本「はい? どういう意味ですか?」
浜田「いやどういう意味じゃなしに。行くな言われたのに行ったお前が悪いんちゃうんかい」
松本「その辺、詳しく聞きたいですか?w」
浜田「勿論」
松本「ほんとに聞きたいですか?」
浜田「ええからはよ言えや」
松本「わかりました。なら言いましょう」
すぅ~
松本「お前のせいじゃーーーーーーーーッ!!」
浜田「!?」
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Source: 不思議ネット