こう語るのは赤川太郎さん(仮名)だ。かつて、傷害、強盗など前科11犯がついて懲役20年が求刑された。
そんな彼が出所してから感じたのは「再出発の難しさ」だと言う。
満期で出所した彼が、元受刑者には見えない壁について話してくれた。
●罪は償ったが、社会は許してくれない
(中略)
心機一転、これからは真面目に生きようと考え、出所して生まれ故郷の東京に戻ってきました。
まずは住む場所を探したのですが、部屋を借りられません。どうやら収入がなければ部屋を借りることはできないのです。
出所してすぐなので、定職にはついていません。両親は既に他界しているので、実家もないです。
銀行口座もないので、携帯電話やその他、なにもかもが契約できないのです。
口座を作るにも収入の証明が必要と言われ、手も足も出なかったです」
部屋を借りようにも賃貸契約は無職ではできない。働き口を探そうにも、部屋を借りられなければ雇ってくれない。
出所後いきなり困難に直面したが、幸いにも赤川さんは兄がいて、兄名義で部屋を借りることができた。
そのほかにも携帯回線等も兄の名義で契約をすることができたそうだ。
長期の懲役で、出所した後に身内がいなければ、どうにもならない状況だったという。
●雇ってくれる会社はない
家の近所のコンビニ、富士そば、ラブホテルの清掃員、駐車場の管理人。
自分勝手で申し訳ないですが、比較的受かりやすそうな場所を狙って申し込みました。
しかし、箸にも棒にも掛かりません」
出所してから数ヵ月、15件以上のバイトを申し込んだが、全て面接で落とされている。
もちろん本人にも自覚はあるようで、このような前科がある人間、刑務所から出所してきたばかりの人間を
易々と雇う場所はないだろうと覚悟はしていた。
ある店の面接では「おたく、なんで落ちたかわかるよね? 少しは考えてよ。
厄介者を雇う余裕はないよ」とまで言われてしまう。こちらも前科はある前提で申し込んでいるのだが
「そんな言い方をする必要はないだろう」と赤川さんは嘆息する。
「薄々わかっていましたが、ここまでだとは思いませんでした。
罪を犯したのは私なので仕方ありませんが、刑期は務めたので罪は償ったと思いたいです」
(以下略)
※全文、詳細はソース元で
https://gendai.media/articles/-/112202
良く分かったわ
例えばおまえの両手両足を切り飛ばしてダルマのした奴が刑期終えて出所したら笑顔で許せるのか?
国に対する償いは済んだとして、被害者に対する償い、社会に対する償い、神様と良心に対する償いが済んだとは言えない
赦されるのは全て終わってから
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Source: 不思議ネット