一人不動産屋として活動するようになってから明らかに、友達や家族、親戚など近い距離の人からの不動産相談が増えた。
非常にありがたいことである。
なぜ一人不動産屋の意見を求められるのか?
なぜ、近しい方々からの不動産についての質問が増えたのか?
それは第三者の意見が欲しいからと推測できる。
医療でいうところのセカンドオピニオン的なものであろう。
私はこれらに対しては、自分のその時時点での意見を正直に言うことに努めている。
先日、兄妹からこんな連絡があった。
今更地の建売があり、自由設計で建てられられる物件があるとのこと。
その物件がすこぶる気に入っているよう。
多棟現場であるが、決めなければすぐに決まるだろうという考えでいた兄妹夫婦。
見てきたその日の夕方に一度返事をする予定となっているとのこと。
その間に、電話で相談があった。
一人不動産屋として、兄妹として、当然ヒアリングし、兄妹夫婦も携帯をスピーカーにして、いくつか質問を受け正直に考えを伝えた。
当然、確認すべきことも伝えた。
条件付き土地はすこぶるもめることも多い性質のある物件種別のため。
私の結論としては、納得がいくなら買った方が良いという意見につきる。
不動産の購入など、自分たちが納得いくかどうかだけである。
その際に疑問点を解消するうえでは、やはりセカンドオピニオンが欲しくなるのも納得がいく。
掃除機を買うなら失敗も許されるかもしれないが、家を買うのに失敗は誰しもしたくないのも当然。
セカンドオピニオンを求められる白羽の矢が私に立つというのは、一人不動産屋冥利に尽きる。
一人であることがゆえに、会社としての意見=自分の意見となるため、本気で思っていることを素直に伝えるだけ。
独立したことで気持ちよく、相談に対して即答できる環境に身を置けている。
これはこれで一人不動産屋の満足感を高める点であると思う。
不動産屋として正直なアドバイスをしていきたい
その日の夕方に、兄妹夫婦は無事に先方に確認すべき事項を確認したうえで、申込に至った。
報告を受けた夜は、こちらとしてもうれしくなる瞬間であった。
家を買う=前向きという構図は絶対にある。
兄妹夫婦もこれからのことを楽しみにしているのが声から十二分に伝わってくる。
「家が完成したら遊びに来てね」という不動産屋としては言われてうれしいワードも頂いた。
こと、今回の兄妹の件も、同じ関東圏での自宅購入のため、契約について私が割って入り取引をすることも、やろうとすればできたのかもしれない。
だが、そう言った動きをとることは今後もしない。
頼まれ相手側が納得したら、お手伝いをすることはする。
実際に、今年も友達の不動産購入の手伝いもした。
友達の不動産購入では徹底的に物件調査をして石橋を叩いて進行。全てのお客様に対し同じ志で!
その際は、相手方のことを考え責任もって仕事をすることは言うまでもない。
今後も無理くり目先の自分の利益を考えるのではなく、家族、友達、親戚、妻の同僚などなどの相談には自分が考えるフラットな考えを伝えていく。
そして、そうしておけば自分の満足感を得ることもできるし、長期的にみれば不動産屋としても得をするであろうと考える。
信用のストック、信頼のストックなどと言うと大げさかもしれないが、そのように考えていく。
何年後かに後ろ指をさされるようなアドバイスだけは絶対にしない。
そして同時に自分に近い距離の人達には営業もかけないという点も気をつけていく。
不動産営業マンとして友達へ一度も営業したことはないし、これからも営業しないと決めている。一人不動産屋になっても同じ
つぶそうと思って始めた一人不動産屋ではない。
今後も長く生存できるように、日々ゆっくりとでよいので進んでいきたい。
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Source: マイホーム購入体験談