昨日今日と10℃前半となかなか寒くなってきました。
そろそろ11月も残りわずか。
コロナの影響で今年はとにもかくにも早く過ぎ去った感じがします。
今日は年配者で住宅ローンの支払いを完済すると、リースパックやリバースモーゲージの勧誘を受けやすいんだなあという話です。
実際に今年も2人そういった話を聞きましたので。
良い悪いという判断は人それぞれ。
時代の流れなのかなあと感じます。
リースパックやリバースモーゲージを銀行が提案
昨今、リースパックやリバースモーゲージの宣伝は良く耳にします。
不動産屋としては、勝手に耳に入ってくることも多いです。
実際に一人不動産屋を路面店でおこなっていると、年配の方の相談が今年に2件ありました。
相談といっても、リースパックやリバースモーゲージはどう思う?という話なのですが。
まあ、一人不動産屋なので、店舗に入って話やすいということもあり、相談頂けてます。
路面店冥利につきるというものです。
自分の考えをしっかりと伝えるようにしています。
そんな2人は共に年配の女性で住宅ローンは完済済み。
独身の方と、旦那様はすでに他界されたという方でした。
住宅ローンを完済すると、まず銀行から抵当権設定の解除に関する書類が送られてくるようですね。
実際に1つは見ました。某有名都市銀行のやつです。
いたって普通の書類で、ようは司法書士に抵当権を外してもらうという内容の案内です。
そんな状況下で銀行は「リバースモーゲージ」をすすめることも多いんですね。
私としては「なるほど」と思いました。
考えてみれば銀行としてみれば、それは銀行の商品であり、住宅ローンを完済した方というのはそのまま見込み顧客となるのです。
銀行も慈善事業団体ではないため、商売の流れとしては納得いくところがあります。
余談ですが、昔の方々は、やはり金利は高く借りていたんだなと、今の超低金利住宅ローンと比較しても感じました。
リースパックについても、銀行からも紹介があるのかもしれませんが、不動産会社へ一括査定依頼を出してみたりすると、当然その後は営業がはじまるというわけですね。
そういった営業(提案)を受けた後に当社へお越し頂いているというわけです。
リースパックやリバースモーゲージは自己判断で
リバースモーゲージについては、金利の変動リスクともしかすると、不動産市場の激変での元本割れというのが一般的に言われている有名なリスク。
リースパックについてはシステムとしては理にかなっていますが、いかんせん話を聞くと買取価格が安すぎますね。
安くても良いというのであれば有効な手段とはなるものの、話を聞いた2人の買取価格はさすがに安すぎるなと。
買い取る不動産会社が非常に得をする収益物件を取得するということになるということです。
正直「その価格であれば私も買いたい」と思ってしまうほどです。
まあ、不動産仕入れや不動産投資の世界ではこういった市場のゆがみをひろっていくというのが、そもそもの現実なのですが。
こういった不動産屋としての目線をもちつつ、相談頂く場合は、はっきりと自分の意見を伝えるようにしていきたいです。
最終的には、リースパックやリバースモーゲージを利用する方は自己判断・自己責任でということになります。
その判断に対して、一つの参考として私の考えも取り入れてくれたらと思います。
昨今、残価設定型住宅ローンについての話も耳にします。
時代とともに金融商品も当然進化し変化していくものと思います。
そうなってくると、リバースモーゲージに対する考えも各々変わっていくかもしれません。
私の今後の不動産屋人生の中でもこういった、取り巻く周辺環境は変わっていくことは間違いありません。
情報は取り込みアップデート。
今後も不動産屋として、エンドユーザーを相手にするのであれば必須となります。
それにしても、住宅ローン完済者をみると、なんだかうらやましくなりますね。
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Source: マイホーム購入体験談