その直後、女性は胸の辺りに何かが刺さるような痛みを感じました。
当初は鳥かコウモリに激突されたと思ったそうですが、すぐにそうではないことに気づきます。
足元に重さ50グラムほどの小石を見つけたのです。
ここで女性は「隕石がぶつかったのだ」ということに思い至りました。
隕石はおそらく屋根にぶつかって威力を落とした状態だったので、女性も軽い打撲を負っただけでしたが、直で当たっていたら軽傷では済まなかったかもしれません。
そして分析の結果、小石は火山岩に似ていましたが、大気中で過熱された形跡が見つかっています。
加えて、この石が宇宙から飛来した隕石によく含まれる鉄とシリコンで形成されていることが特定されました。
この点から女性にぶつかった小石は、大気圏を通過して地上に落ちてきた隕石の欠片と見てほぼ間違いないと結論されています。
1954年、米アラバマ州に住むアン・ホッジス (Ann Hodges)という女性が就寝中に、重さ3.9キロの隕石が屋根を突き破って物にぶつかり、彼女の下腹部に跳ね返ったのです。
ヒエッ…
よく生きてたな
腕腫れてんのかこれ
そのあとも面白い
この隕石はアメリカ空軍によって回収された。夫のユージン・ホッジスは弁護士を雇って空軍に返還を要求したところ、5,000ドルで購入するという申し出があったという。
また、ホッジスが賃借していた家の家主も隕石の返還を求めて訴訟を起こした。1年以上経ってからホッジス夫妻に隕石が返還された時には世間の関心も薄れ、高く買おうとする人間は現れなかった。
アン・ホッジスは世間の注目や隕石の所有権の争いが不快になり、1956年に隕石をアラバマ自然史博物館に寄付した。現在、隕石はアラバマ大学の自然歴史博物館に展示されている。
70年前の5000ドルってかなりのもんやのに勿体無い
https://nazology.net/archives/129973
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Source: 不思議ネット