最近のパレスチナ情勢をまとめます
まず支援していた周辺アラブ諸国はパレスチナへの支援を減らし続け、イスラエルへの譲歩を迫っていました
さらにアラブ首長国連邦やモロッコなどイスラエルとの国交正常化が行われ、盟主のサウジとも交渉が進んでいます
パレスチナへの支援はアラブ諸国の他にEUやアメリカが大部分を占めていますが、アメリカはトランプ政権時に援助をていししたり、EUも反ユダヤ主義や暴力革命の教育を停止しない場合は援助を停止すると通告していました
特にガザのハマスに対してここ数ヶ月かなり圧力がかけられており、資金援助を行っているカタールが肩代わりしている公務員の給与月間3000万ドルを停止したり、この数ヶ月は月額700万ドル分の燃料の支援を停止していました
カタールとハマスは何度も交渉しているようですが合意に至っていないとされています
これに対してハマスは公務員の給与を削減しつつ、イスラエル国境への放火や爆破、風船爆弾攻撃を開始しており、さらにEUを目指して脱出するガザの若者を放置するなど瀬戸際戦略を続けていました
さらにガザ住民の中でも公然とハマス批判する人が現れ、7月には反ハマスデモが発生しました
これに対してハマスは支持者を使い苛烈な弾圧を行っています
こういう状況下で起きたのが今回の大規模なイスラエルへの越境攻撃です
これら反シオニズム抵抗ではなく孤立するパレスチナ・ガザに対して周辺諸国を繋ぎ止めようとする瀬戸際戦略と見ていいと思います
実際に過去のイスラエルに対するロケット弾攻撃の報復としてイスラエル空軍の空爆を受けると復興として多額の資金がガザに入っていました
現在でも2021年のイスラエル空爆の復興としてエジプトが資金提供した集合住宅建設が進んでほぼ管制していました
書いてて嫌になる内容なんですがパレスチナというのはこういう場所です
長らく続いた紛争のせいでパレスチナの支配層はずっと瀬戸際戦略を続けています
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Source: アルファルファモザイク