https://gigazine.net/news/20210616-bicycle-tyre-width/
自転車のタイヤにはさまざまな幅があります。例えばレース用の自転車のタイヤの幅は、通学用自転車よりもずっと狭くなっています。一般的には「タイヤの幅が狭ければ狭いほどスピードが上がる」という考える人も多くいますが、1938年創業の自転車メーカーであるRene Herseのヤン・ハイネ氏は、「タイヤが狭くても広くてもスピードは変わらない」と解説しています。
Myths in Cycling (1): Wider Tires Are Slower ? Rene Herse Cycles
https://www.renehersecycles.com/12-myths-in-cycling-1-wider-tires-are-slower/
ハイネ氏はまず20mm、23mm、25mmと幅の違う同じモデルのタイヤを用意し、その速度を計測しました。一般的には「幅の狭いタイヤで走った方が速い」と考えられていましたが、実際は幅の広いタイヤの方が速かったとのこと。さらにその後、28mmと32mmのタイヤでもテストしたところ、25mmのタイヤとほぼ同じ速度になったことが判明したそうです。
そして、非常に滑らかなアスファルトの上では、幅の広いタイヤ、少なくとも最大54mmのタイヤで速度が遅くなることはなかったとのこと。加えて悪路では、タイヤの幅が広い方が断然速かったことがわかりました。
ハイネ氏によれば、昔はこの事実はよく知られていたとのこと。1920年にフランスの雑誌「ル・サイクリスト」は、「幅の広いタイヤがしなやかである限り、幅の狭いタイヤと同じくらい速く回転する」と述べています。しかし、その後の数十年で、自転車レーサーの間でタイヤの幅を狭くしていくことが流行したため、「幅の広いタイヤの方が速い」という事実は忘れられていったとハイネ氏は述べています。
引用元:https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1698569543/
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Source: ニュー速クオリティ