人気ゲーム会社『コーエーテクモ』が苦境…『真・三國無双』も『アトリエ』も頼れない主力不足
人気ゲーム会社コーエーテクモゲームスを傘下とするコーエーテクモホールディングスの株価が、ここ半年ほど
右肩下がりとなっている。その苦境の背景には、パッケージソフトの主力不足という状況があるようだ。
コーエーの株価チャートを見てみると、多少上下することはあるものの、今年7月頃から右肩下がりが続いている
状況。10月末には2,000円台を割っているが、これは昨年4月以来1年半ぶりの下落だ。
また10月23日には「業績予想の修正に関するお知らせ」を公開しており、令和6年3月期第2四半期累計(4~9月)
の売上高、営業利益の連結業績予想を下方修正することを発表した。その理由については、同期間に発売した
パッケージゲームの初動売り上げが計画を下回ったことが挙げられている。
この期間に発売されたゲームは、『マリーのアトリエ Remake ~ザールブルグの錬金術士~』『信長の野望・新生
with パワーアップキット』『Fate/Samurai Remnant』などだが、あまり好調とは言い難いようだ。
他方で同報告によると、この期間にサービスを始めたスマートフォンタイトルは好調なスタートを記録している
とのこと。こちらは位置情報ゲームの“信長GO”こと『信長の野望 出陣』、アトリエシリーズのナンバリングタ
イトル『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』などが該当している。
なお、経常利益と最終利益は予想を上回る見込みとなっており、通期の連結業績予想も変更の予定はないという。
コーエー復活のカギを握るコンテンツ
コーエーのパッケージゲームが不調であることは、以前からゲーマーのあいだで心配されていた。たとえば、か
つてのキラーコンテンツだった『真・三國無双』シリーズは最近ヒットに恵まれていない。
「同作は2000年からリリースが始まった3Dアクションゲームで、2020年には全世界累計販売本数2,100万本を突破
したほどの大ヒットタイトル。とくにPS2時代に発売された『真・三國無双2』から『真・三國無双4』は、3作連
続でミリオンヒットを達成していました。
しかしその売り上げは右肩下がりとなっており、最新作『真・三國無双8』および『真・三國無双8 Empires』は
今一つ伸び悩む結果に。2022年3月期の決算資料によると、『真・三國無双8 Empires』は全世界28万本という売
り上げ本数です。
その原因としてはゲーム性のマンネリや、三国志を下敷きとしたストーリーのマンネリなどが挙げられるでしょ
う」(ゲーム誌ライター)
とはいえ、パッケージソフトの利益があまり上がらないのは同社に限ったことではない。そこで数年前から、ス
マートフォンタイトルに力を入れる姿勢を見せているようだ。
https://myjitsu.jp/enta/archives/121773
引用元:https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1698675469/
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Source: ニュー速クオリティ