1:名無しさん@おーぷん23/12/02(土) 17:49:58ID:x7hw
いつもそうだったように、愛想笑いのような半笑いを浮かべていた。植松は肩にかけていたバッグを下ろし、職員に向かって言った。
「鍛えておけって言ったろ」
はっとした。植松がまだ園で働いていたころ、四肢不自由の入所者の入浴介助を一緒にしたことがあった。その時、植松から「もう少し体を鍛えておいた方がいい」と言われたことを思い出した。
植松は職員の手をつかんで壁際に立たせ、目の前で白くて細い棒状のものを左右に振りながら、「もう殺しているから」と言った。すぐには言葉の意味が理解できなかった。だが、廊下に黒い点がぽつぽつと続いているのが目に入り、植松の足元で途絶えているのを見て全てを察した。
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Source: アルファルファモザイク