「まさか闇バイト…!?」芸能人不倫現場を張り込み中のカメラマンが偶然目撃した現場。彼がとった行動とは?
2/18(日) 20:32
不穏なやりとり
「あの、来ました、指示の場所に。ピンポンしないで、ここで待ってたらいいんですよね? え? はい、さっきコインロッカーから出してきました、でもオレ、これを着ても大人には見えないと思いますけど……って、はいわかりました、じゃあ着替えて、待ってます」
オレは踊り場から身を乗り出して、様子を伺った。塀の内側で、キャップにジャージを着た男の子が、せっせといかにもペラペラのスーツに着替え、ネクタイをしている。
「あれ? 靴が入ってないぞ? ちきしょー、こんな汚いスニーカーじゃ、ますます偽物だってわかっちゃうじゃんかよ」
困惑した様子の彼は、ちぇ、と口を尖らせると、着替え終わって所在なさげに壁にもたれた。向かいのマンションを気にしている。
「えーと、小島文子さん。小島様、か。『こんばんは、小島様、先ほど電話した者が急用で、私、山田が代わりに受け取りに参りました』って言えばいいんだよね。18時まで、あと10分か……」
……面倒なものを見てしまったかもしれない。
「あのさ、君。ちょっとさ、悪いんだけど、そこオレのポジションなのよ。ついでに君が目立つ感じでそこにいるとさ、俺の獲物が警戒して出てこないから」
「!?」
「ほいよ。とりま、食う?」
オレはさっきまで食べていた、5個入りのあんぱんが入ったビニール袋を差し出した。彼は戸惑いながらも、あざす、でも大丈夫です、と頭を下げた。
もっといきがった感じで返事をしてくると思ったら、思いのほか素直だ。
そしてとにかく落ち着かない様子で、向かいのマンションのエントランスに視線を泳がせている。
オレの予感は確信に変わった。
引用元:https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1708258060/
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Source: ニュー速クオリティ