さきほど下記の番組の放送を中断しました。まだ公開停止にしていませんが、中段の理由と背後にある問題意識について話します。いまの日本社会で「中高年男性であること」とは何かという問題に関わるからです。(→)
放送中断のきっかけは、コメント欄で、東浩紀は口臭がきついと書かれたからでした。隣にいる上田さん(ゲンロン代表)が鼻を覆う仕草をしているというのです。確認しましたが、彼女は口臭を感じていないと言いました。とはいえ、抗議があった以上、放送を中断するしかないと思いました。(→)
なぜか。それはここで問題になっているのは現実の臭気ではないからです。僕は50代の男性です。「臭そう」です。客観的証拠がなくても、そう言われたら反論不可能です。この文章を読んでいるみなさんも、東は臭そうだと思ったと思います。そう思ったので、放送を停止したわけです。(→)
そのうえで考えてほしいのですが、こういうときどうすればよいのでしょう。むろんクレームを無視するのは簡単です。そもそも視聴者が臭いを知るはずがない。無根拠なクレームです。でも、無視しても問題は解決しないでしょう。上田さんが証言しても、納得してくれないでしょう。(→)
結論はないですが、今回の事件で、僕はあらためて今の日本で中高年男性であることは難しいと思いました。女性と近くで話をしているだけで、臭いと言われる。それはヘイトです。大変悲しいですが、ぼくは今後、女性と一緒に放送をするのは控えようと思いました。それが中高年男性の条件なのでしょう。
ぼくはいままで弱者男性という言葉を使わないようにしていたのですが、今日はついに、男性(中高年男性)は弱者だと思いました。
やっぱ一人旅しかないかもな
一人だったら臭いとか言われないだろうし
僕は男性で中高年なので、中高年男性というだけで下に見たり軽蔑したりするひとたちには全力で抵抗していきます。それが偉い学者さんたちに政治的にどう見えるかは知りませんが、僕は僕という一人の人間なので、その抵抗は当たり前のことです。
今回の問題の要点は、たとえば僕が20代の外国籍の女性だったとして、それに対して「あなた臭いがきついっぽいよ、横で登壇者が鼻を塞いでるよ」と言ったらどうなるかと考えてみればいい。大問題だよね。ではなぜ日本国籍の中高年男性だと許されるのか。
これをヘイトだと思わない感性自体がおかしい。というわけで、僕は今後は弱者男性という言葉も使っていきます。
ゲンロンのみなさんにはバカにされるかもしれないけどね。
あらゆることが嫌になって来た
むろん周りの人は何も悪くない
ただ自分の存在が嫌だね
やはり、そもそも50代男性は滅びるべきなのかもね
存在自体がハラスメントだし
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Source: アルファルファモザイク