ビデオでの出演となった鳩山友紀夫氏(元総理大臣)をはじめ、原口一博氏(立憲民主党・衆院議員)、川内博史氏(立憲民主党・衆院議員)、たがや亮氏(れいわ新選組・衆議院議員)、山田正彦氏(元農林水産大臣)らが登壇した。
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イベント冒頭、主催を代表しての挨拶の中で、政治経済学者・植草一秀氏は、騒ぎだけは大きく、政策的な内実のない自民党総裁選と立憲民主党代表選について、次のように面白おかしく、しかし、的確に批判をした。
植草氏「政治情勢は、自民党と今、立憲民主党が党首選というのを展開しておりますけれども、自民党の総裁選挙、私はこれを名付けて『刷新感選挙』と呼んでおります。政治を刷新する選挙ではなく、『刷新感』を出す、『刷新している雰囲気』を出す選挙だと、そのように思います。
一方、立憲民主党も今、代表選ということでありますが、私はこれを『驚き桃の木、代表選』と呼んでおりますけれども、別の言い方をすれば、『ふてほど選挙』と、『不適切にもほどがある』という言葉がありますけれども、ちょっと、そんな印象を持っています」。
鳩山友紀夫(元内閣総理大臣)氏は、当初、会場にて登壇予定であったが、急遽、ビデオメッセージでの出演となった。
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鳩山氏「2022年のロシアのウクライナ侵攻は、決して許されることではないが、『なぜそのような事態になったかという真因』を確かめることなく、欧米諸国はロシアを一方的に批判して、ウクライナ支援を続けています。結局のところ、欧米諸国は、価値観の異なるロシアを弱体化させるために、ウクライナを支援しているかのようであります。
しかし、世界ではグローバルサウスをはじめ、圧倒的に多くの国々がロシアへの経済制裁には冷ややかでございます。グローバル南北戦争が起きつつあるという見方もあります。
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鳩山氏のメッセージに続き、会場では、「災害(原発廃止)」、「食料(自給および安全)」、そして「消費税(減税・廃止)」の3つのテーマについて、非常に内容の濃いスピーチが行われた。
その中でも、「独立・命・成長」と題された立憲民主党・衆議院議員 原口一博氏のスピーチは、行動への覚悟をともなった、緊張感に満ちたものであった。
原口氏は、日本政治の現状、そして、自民党総裁選、立憲民主党代表選について、以下のように述べた。
原口氏「10月27日、衆議院解散総選挙、投票日です。まあ、今どうなっているかというと、さっき植草先生がおっしゃった、グダグダの立憲民主党代表選挙、そして、自民党の裏金隠しの刷新選挙。これ、もう舐めきってます。誰がなったって、もう小泉進次郎を出さなくても、誰がなったって、立憲には勝つということで、即、解散きます。
僕は、この準決勝に興味がない。むしろ、新自由主義者、鳩山政権を後ろから撃った人たちと一緒にやっていてはダメだ。だから、新しい『憂国連合』というのを289の小選挙区に作って、これで日本を変えたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
そのためには、野党をどう再編するかじゃないんですよ。『この指とまれ』なんです。(中略)
僕はもう、正直、マスコミの人がいたらあれだけど、今の政治の枠組みを信用していません。戦争屋の手先が入っている。ザイム真理教(※)の手先が入っている。だから、自民党が窮地に陥れられると必ず出てくるでしょ。なんとかドジョウとかなんとかかんとかとか。
そういう『オタスケマン』はいらないんです。僕はね、できたら、植草さんに、基本政策と綱領を作ってもらって、新しい政治団体を作りたいと思っています。日本を光の差す方向に! 日本を衰退から成長に! そして日本独立!! 国民の命を守る政権を作っていきましょう」。
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スピーチの中で「今の政治の枠組みを信用していない」と語った原口氏だが、その言葉通り、現在所属している立憲民主党という枠組みから離脱して、新しい組織・運動体をはじめるつもりなのか、それとも、離党はせず、既存の政治的枠組みを利活用しつつ活動を展開するつもりなのか、イベント中、原口氏はその点については明言しなかった。(以下ソース)
2024.9.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/524496
※詳しくは上記リンクより
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Source: アルファルファモザイク