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芥川賞作家「少年期を過ぎたならば、アニメやゲームという非現実の世界から卒業しろ」

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1: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2024/10/18(金) 18:32:44.02 ID:CyRgdjcj0

芥川賞作家「アニメ作品は、できれば子どもの延長線上におのが人生を置いておきたいと願う者たちに、自己逃避と現実逃避の場を与える」
 
丸山健二
@maruyamakenji
現実ではほとんどあり得ない、底なしの優しさと、劇的に過ぎる感動と、非日常的な変化がもたらす陶酔感にみちあふれたアニメ作品は、苛酷な現実に立ち向かうことを忌み嫌い、できれば子どもの延長線上におのが人生を置いておきたいと願う者たちに、自己逃避と現実逃避の場を与えてしまうことになる。
@maruyamakenji
少年期を過ぎたならば、アニメやゲームという非現実の世界からは完全に手を引かなければならず、さもなければ、自立や自律とはいっさい無縁な、不気味極まりない子ども大人として異様にして異常な人生を送るだけならまだしも、社会全体と国家全体を尋常ではない集団に仕立て上げ、暴力の狂気を迎える。

@maruyamakenji
英雄だの超人だのという幼稚な願望から生まれた憧れの存在をいちいち真に受けることがなくても、そうした憧れへの希求感をアニメやドラマのなかで満足させているだけだという自覚をしっかり持っているつもりでも、その世界にのめりこむにつれて現実との境があやふやになってしまい、自己洗脳が進む。

@maruyamakenji
世界で日本のアニメが持て囃されるのは、薄っぺらな、ほとんどあり得ない感動と感激の線に沿って物語が構成され、展開されるからで、しかも、その底には幼児性を帯びた夢と憧れが横たわっているからで、つまり、現実逃避と自己逃避を願う者の数があまりにも多過ぎるからで、ために、商売になるのだ。

@maruyamakenji
強者としての国家権力にただもうおとなしく従ってしまうばかりの国民性たるや、未だ改善の兆しはなく、理不尽にして不条理な存在に対してタイや香港の若者たちは正義の怒りをストレートに叩きつけているというのに、所詮は絵空事にすぎない、愚にも付かぬアニメの物語にうつつを抜かし、大人も倣う。

@maruyamakenji
いい歳をした大人になっても夢みたいな人生を想い描きつづけて、つまりアニメに登場するヒーローなんぞを下敷きにした未来を本気で期待したあげく、当然ながら惨めで恥ずかしい挫折を迎え、その反動として煮詰まった劣等感に苛まれる若者が、愛国主義を背負うことで所を得た気分になるのはよくある。

引用元: ・https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1729243964/


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Source: ニュー速クオリティ