銘柄のうち一つ以上で最高評価の「特A」に選ばれた。東北のコメの収穫量は近年、全体の28%前後で推移し、全国有数の米どころ。
ただ、ブランド米競争は激化しており、コメの需要減少も続いている。ランキングから見える東北のコメ事情とは。【大谷麻由美】
食味ランキングは今回で51回目。エントリーした産地品種銘柄は152に上る。そのうち特Aに選ばれたのは42銘柄。
過去最多だった18年産米の55銘柄、19年産米の53銘柄から大きく減った。東北や北陸地方で低温、日照不足などの天候不順が影響したとみられる。
一方、和歌山県産「きぬむすめ」が同県産として初の特Aとなったことで、エントリーしていない東京、大阪、沖縄を除く44道府県がすべて「特A経験者」となった。
今回、特A銘柄が減ったとはいえ、ブランド米の競争は激しい。
農林水産省によると、主食などに使う「うるち米」の産地品種銘柄数は21年産で893銘柄、前年の869から24銘柄も増えている。
食味ランキングでも「ニューフェース」の参考品種として、今回は秋田の「サキホコレ」、愛知の「なつきらり」、高知の「よさ恋美人」が登場。
サキホコレは特Aの評価を得た。
しかし、日本人の食生活の変化からコメの需要は「年間10万トンずつ減る」といわれる。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外食や中食用の需要低迷の影響は大きい。
コメの価格は下落傾向にある。各地のJAグループが生産者からコメを集める際に前払いする21年産米(1等米60キロ)の概算金は、主要産地で2~3割下がった。
農家の収入増の期待を背負って誕生した新興ブランド米も値下がりしている。
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https://mainichi.jp/articles/20220409/k00/00m/020/075000c
引用元:https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1649589477/
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Source: ニュー速クオリティ