昇進したくない人が増えている理由
◎社員が昇進を拒否する理由
昨今は、企業側から「社員に管理職への昇進を打診したら断られた」との話をよく聞くようになったし、ネットでも同様の記事が掲載されている。実際昇進を望まない社員は相当数存在する。
では、なぜ社員が昇進を拒否するのか、おもな理由を次にまとめてみた。
(1) 自分の上司の仕事ぶりや待遇を見て下記のように感じているから
・自分の業務以外に、部下の仕事にまで責任を持つのは荷が重い
・昇進前に行っていた業務は継続し(例えば営業職の場合、担当顧客を減らさずに管理職の業務も行うなど)、管理職としての業務が上乗せされることで業務量と労働時間が増え、その結果残業も増える
・管理職になると役職手当がつくが、そのかわり残業代が出なくなる。一般社員の時は残業代が出ていたので、昇進したからといって給料が大幅に増えるわけではない
・働き方改革による長時間労働の抑制を受け、部下の残業時間が減った分、管理職が代わりに部下の仕事を担うことが増えたせいで、本来の管理職業務ができず自分のスキルアップに繋がらない
要するに、A宮さんのように管理職になり業務範囲や業務量が増えても、役職に相応しい待遇が期待できないとの理由で昇進を断るケースは多いと思われる。
(2) 個人的な事情(生活環境や自身の仕事に対する考え方など)
・生活時間を仕事ばかりに費やすのではなく、プライベートな時間も確保できるような働き方がしたい
・健康面での不安や家庭内の事情(育児・介護等)により、企業が求める管理職の業務を全うする自信がない
・昇進の条件として現在の住所から遠隔地への転勤を伴うため、今の生活の基盤を変えたくない
・今の仕事が好きだからこのまま続けたい
・管理職になるよりも社外でも通用する専門スキルを習得したい
引用元:https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1653536510/
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Source: ニュー速クオリティ