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「偏狭な正義感」持て余す
(読売新聞 朝刊『人生案内』)
60代前半の会社員男性。自分の「偏狭な正義感」を持て余しています。
モットーは「正直者がバカを見る世の中は許さない」です。電車内のマナー違反などが気になり、大声で話したり、我が物顔で座ったりしている人を見たら、すぐ注意してしまいます。
昨年、宴会帰りに電車に乗ったら、混雑した車内で学生が数人、足を投げ出して座っていました。普段は言葉でやんわり注意するのですが、酒が入り、つい蹴飛ばしてしまいました。
すると、学生たちに羽交い締めにされ、殴られました。ケガこそなかったものの、服は破れ、家族に「警察官じゃないんだから、そんな人たちは放っておいて」と泣かれました。
私が子どもの頃は、悪いことをしたら大人に叱られるのが当たり前でしたが、今は、注意した方が危ない目に遭う時代です。私も聖人君子のような生活をしているわけではありませんが、悲憤に堪えません。心の持ちようをお教えください。
(東京・S男)
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Source: アルファルファモザイク