日本が絶好調に浮かれていた80年代のバブル時代、「清里」は大ブームになった。
“山梨県の原宿”と呼ばれ、タレントショップやペンションが乱立。若者がこぞって押し寄せた。
だが90年代に入り、バブルが崩壊。同時に清里ブームも終焉を迎えた。
――今、“清里”とググると、一番上に出てくる関連キーワードは“廃墟”。ネット記事でも、うらびれてしまった現在の清里を“メルヘン廃墟”などと紹介している。
6月、実際に足を運んでみた。
(中略)
人類滅亡後の世界を歩いているような気持ち
少し霧がかった無人の街を歩いていると、人類滅亡後の世界を歩いているような気持ちになってきた。
かつて、清里は同じく避暑地である軽井沢と並び称されることが多かった。
同じく若者が大挙して押しかけ、タレントショップができる町だった。とくに旧軽井沢のメインストリートなどが清里と近しい風情だった。
だが、軽井沢はバブル崩壊後、上手に元の姿に戻っていった。いまも賑わっており、老舗ホテルや画廊、高級ベーカリーやおしゃれなレストラン、
ジャムやチーズ、ソーセージなどの商店が立ち並ぶ。大人が楽しめる、ちょっとセレブな避暑地、リゾート地としての活気を取り戻している。
実は清里も、東京都内からの距離は、軽井沢とほとんど変わらない。唯一、リゾート地として軽井沢に勝てないポイントがあるとしたら、温泉施設がない点だろうか。
なにしろ軽井沢は温泉が出る。あの星野リゾートを生み出した『星野温泉』があるのだ。そりゃあイメージ抜群だろう。
リゾート地にとって、イメージはとにかく大事なのだ。ひょっとするとバブルがはじけ“負け組”“廃墟の町”とレッテルが貼られてしまったことこそが、
清里の最大の敗因かもしれない。
引用元:https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1658136052/
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Source: ニュー速クオリティ