千葉県山武市のプール「蓮沼ウォーターガーデン」で9日、子供たちが嘔吐などの体調不良を訴え、14人が病院に搬送されたというニュース。手作りのおにぎりを
食べたことによる食中毒の可能性があることが話題になりました。そこで改めて、夏場のおにぎりのリスクについて県の担当者に詳しく聞きました。(デジタル編集部)
山武署などによると、嘔吐などの体調不良を訴えたのは、約50人が参加していたサマースクールの児童生徒のうち、7~13歳の16人。9日午前、宿泊先で
参加者がおにぎりを作ってプールに持参。正午ごろに昼食で食べたところ、1~2時間後に児童生徒が体調不良を訴え始めました。
おにぎりは保冷されておらず、食中毒の可能性があるといいます。
この件について、県衛生指導課の担当者は「現在、原因を調査中」と前置きした上で、一般論としてのおにぎりの食中毒リスクについて、こう説明します。
「人の手には黄色ブドウ球菌などの常在菌がいます。おにぎりを手でにぎるとそれが付着し、その後の取り扱い方が悪いと、菌が増えて食中毒の原因になってしまいます」
同課によると、温度管理が特に重要だそうです。「黄色ブドウ球菌は20~50度で増殖し、特に人肌と同じぐらいの35~40度だとさらに増えやすい。
日の当たる場所に長時間放置すると特に危険で、夏場のプールサイドなどは注意したほうがいい」と説明します。外で食べるときは、
クーラーボックスなどに入れて保冷して運んだ方が良いそうです。
また、「おにぎりをにぎるときは手袋をする」「作ったら早めに食べる」「手に傷がある人はおにぎりをにぎらない」といったこともポイント。
では、おにぎりの具材はどうでしょうか?
同課担当者は「梅干し、おかか、火の通った焼き鮭などが通常の具材と考えられますが、実は具材よりも米飯類の方がリスクが高い」といいます。
にぎる際にお米に付いた黄色ブドウ球菌の増殖の方が危険だからです。
夏休みの行楽シーズンはおにぎりを食べる機会も増えそうですが、以上のポイントを心掛けて食中毒から身を守りましょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/48864f28c4b883f241606373183d5ff190b24967
引用元:https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1660132042/
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Source: ニュー速クオリティ