飛行機が離陸する直前、乗客の18歳少年が携帯電話で飛行機事故の写真を拡散した。少年は「冗談だった」と話しているが、飛行機から降機させられてブラックリストに登録されたという。『Ouest-France』などが伝えている。
現地時間8月10日、エールフランス・KLMグループの格安航空会社であるオランダのトランサヴィア航空の機内でハプニングが発生した。オランダのロッテルダム・ハーグ空港からクロアチアのザダルに向かう便に搭乗した18歳の少年が、悪趣味ないたずらを仕掛けたのである。航空輸送のニュースを専門に扱う『Air Journal(エア・ジャーナル)』によると、この少年は離陸の数分前に他の乗客や乗務員に飛行機の墜落写真を送信したという。
少年は周辺のAppleデバイスに画像を送ることができるコンテンツ共有システム「AirDrop」を利用しており、離陸に備えて電源を切っていなかったiPhoneユーザー全員に、飛行機の墜落写真が届いてしまったのだ。
当然のことながら、彼の悪ふざけは笑いを誘うことはなかった。機内スタッフはアナウンスで「犯人は名乗り出るように」と何度も伝えたそうだ。しかし反応がなかったため、機長は「いたずらをした者が機内に乗っている間は出発しない」と宣言した。するとようやく少年は名乗り出て、警察官によって降機させられた。なおザダル行きの便は、30分ほど遅れて離陸したという。
この悪ふざけのニュースを見た人からは、「エコノミークラスよりも格安航空会社の方が、ふざけた乗客が多い」「いたずらをした少年にとっては、仲間に話すネタになるだけ」といった非難の声があがっている。
少年が墜落写真を送った詳しい経緯は未だ明らかになっていないが、後に彼は「冗談だった」と話したという。しかしこの少年は起訴される可能性もあり、そうなると有罪判決を受けることもあり得る。というのも少し前に同様の事件があり、犯人は処罰を言い渡されたからだ。
その事件は今年の7月6日、ロンドン発スペイン・メノルカ島行きの機内からSNS上で偽の爆破予告を行ったというもので、軍用戦闘機が護衛しいたずらを行った乗客の身柄を拘束していた。
トランサヴィア航空の広報担当者は、今回の事件を「一種の爆破予告」として「非常に深刻に受け止めている」と述べた。また裁判所の判決が出るまでの間はいたずらをした少年をブラックリストに登録し、5年間の搭乗禁止を言い渡したという。
(以下略)
※全文、詳細はソース元で
https://news.biglobe.ne.jp/international/0830/tec_220830_5085678955.html
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Source: 不思議ネット