中世の井戸から見つかった幼児の顔の遺骨をデジタルで復元した画像
(CNN)2004年、英イングランド東部ノリッジのショッピングモールで、工事に取り掛かっていた建設作業員が、800年前の井戸の底から17体の遺骨を発見した。
成人6人と子ども11人からなるこれらの人物が何者で、なぜ中世の井戸の中に入ることになったのか。そうした疑問は長年にわたり考古学者らを悩ませてきた。骨格をそろえた形で並べる他の大規模な埋葬と異なり、見つかった遺骨の並びは奇妙な位置関係にあり、別の人物同士で混ざり合っていた。これはそれぞれが死亡してすぐ、逆さまの状態で井戸に投げ込まれたためである公算が大きい。
これらの人々が死亡した経緯について理解を深めるため、科学者らは最近になって骨に残る詳細な遺伝物質の抽出に成功。これには近年の古代DNA解析の進展が一役買った。
(中略)
研究者らは井戸の中の個々人に共通する遺伝子について、現在の「アシュケナジム」の祖先に類似すると指摘。研究によると、アシュケナジムにつながる中世のユダヤ人は歴史上主に欧州北部や東欧で暮らしていたとされる。
DNA解析の結果から、井戸の中で見つかった幼い男の子については青い目と赤い髪をしていた公算が大きいことも分かった。赤毛は欧州のユダヤ人の特徴として歴史的に定型化していると、論文は指摘する。
(以下省略)
※全文、詳細はソース元で
https://news.yahoo.co.jp/articles/28fd75781b40f973bb2781d1c9e183e4d80524d2
続きを読む
Source: 不思議ネット