浜松市の市立中学校で9月下旬、授業中に生徒のミサンガを外した教員が保護者から抗議を受け、その後の対応を巡って体調を崩し、授業やクラス担任、部活動指導を行えない状態が続いていることが3日までに、関係者への取材で分かった。学校は生徒と保護者に「行き過ぎた指導だった」と謝罪したが、事態を知った他の生徒の保護者は「謝罪は過剰な対応ではないか」と同校の姿勢を疑問視する。保護者対応に苦慮する学校現場の実態が改めて浮かび上がった。
関係者によると、20代の女性講師が体育の授業中、2年の男子生徒が足に付けていたミサンガをほどき、生徒に手渡した。これに対し、保護者が「ミサンガが駄目という規則はあるのか」「足に触れたのはセクハラだ」などと主張し、女性講師の謝罪や学校全体への周知に加え、この生徒に関わらないよう学校と市教育委員会に求めた。
同校は「ミサンガは学習に不要で、授業中の指導の一環だった」と説明したが、数日後から生徒が登校しなくなった点を踏まえ、口頭などで複数回謝罪した。学年集会も開いて「女性講師に不適切な指導があった」と2年生全員に説明した。
だが、謝罪後も事態は収まらず、全校生徒への周知や女性講師の処分を求める要請が保護者からあった。この件に関連するSNSの投稿を巡る生徒間のトラブルも発生。同校教員や市教委職員は連日のように夜間まで残業し、休日も出勤するなど対応に追われたという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4139c53e5f3ce2b6821f66ebc848d96a81f7d1e7
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Source: アルファルファモザイク