意外と知らない「ハイエース」の歴史! サーファーが愛し、窃盗団が狙う 堅実車両の変わらぬ魅力とは
11/13(日) 7:11配信
発売開始は1967年
街でよく見かけるキャブオーバー型(エンジン部分の真上に運転席がある車)の商用車、トヨタ「ハイエース」。荷室の広さやカスタマイズの柔軟さ、そしてなにより丈夫さと価格のバランスから、常に人気の車種となっている。
日本自動車販売協会連合会が発表した「乗用車ブランド通称名別順位」によると、2022年10月における「ハイエースW」の販売台数は、ランキング44位の777台(前年度比134.0%)となっている。同月1位の「ヤリス」の1万4142台には及ばないが、長期間にわたって売れ続けているという点で称賛されてしかるべきだろう。
トヨタが世界で販売する自動車は年間約1000万台といわれており、そのうち3割は商用車だ。トヨタの商用車にはハイエースのほか、
・サクシード
・プロボックス
などがあるが、ハイエースほど長く売れ続けている車種はない。
『朝日新聞』2019年11月29日付朝刊に掲載された記事によると、発売が始まった1967(昭和42)年以降、2018年まで世界で売れたハイエースの台数はなんと
「約623万台」
に及ぶという。そのうち、日本で売れたのは約288万台(46%)だ。
同記事では、トヨタの販売会社である名古屋トヨペットで2019年夏、ハイエースの販売台数が30万台を突破したことを記している。これは発売からの52年間、営業時間の30分に1台が売れた計算になるという。目立つところはないが常に売れ続けるまれな車種なのだ。
盗難車両としても有名
ただ、人気者に批判は付きものだ。ハイエースはネガティブなランキングでも上位になっている。日本損害保険協会が毎年実施している「自動車盗難事故実態調査」によると、2007(平成19)年から2013年までの間、7年連続で盗難車両のワースト1位にランクインしているのだ。
2013年の盗難事件は148件発生しており、これは同年の盗難事件のうち24%を占めている。2021年には6位まで下がったものの、それでも78件の盗難事件が発生している。
ハイエースは耐久性の高さとともに、部品の汎用(はんよう)性が高く、解体・組み立てが比較的容易だ。そのため、盗んだハイエースを分解し、中東やアフリカに輸出する窃盗団のターゲットになったというわけだ。
盗難被害を防ぐ方法として、2000年代に入ってから電子キー「イモビライザー」が普及したが、商用車ではコスト削減のため、未装着の車が多かったこともあり、ハイエースがワーストとなったとされている。多くの悪人がターゲットとするほど、ハイエースは魅力的なのだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f009141ae6825b3b5fac380d9d345a66df6eddff
引用元:https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1668373490/
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Source: ニュー速クオリティ