不動産会社(不動産屋)を経営する上で毎月かかる固定経費は必ず存在します。

私自身、東京で1年間の経営を終え、今回、毎月の固定経費をここで書いてみることにしました。

月々に出ていっているお金の流れについて整理ができ、改善点も見えてきました。

今回は、弊社の毎月の固定経費の項目について書いたものであり、それぞれの具体的な費用については記載しておりません。

これから不動産会社を設立しようとする方にとっては、何らかの参考にはなると思います。

もし少しでもご興味がありましたら、読み進めて頂けましたら幸いです。

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不動産会社である弊社の簡単な概要(2020年2月現在)

まず弊社は東京の日本橋エリアにある路面店舗の不動産会社です。

店舗の広さは比較的小規模で約8坪程。

近隣の区分マンション売買やオフィス賃貸仲介がメインになっています。

基本的には今のところ常駐しているのは私一人で、案件ごとに業務委託契約を結び手伝ってもらったりしながら営業しています。

 

今回ここで毎月の固定経費項目をまとめておくことで、自身でもより把握することもできます。

後々にも都度見返してみようと思っています。

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弊社(不動産会社)の毎月の固定経費項目

不動産会社である弊社の毎月主にかかっている経費の項目です。

  • 家賃
  • 光熱費
  • 人件費
  • 厚生保険
  • 固定電話料金
  • 携帯電話料金
  • インターネット料金
  • 税理士費用
  • コピー機保守費用
  • 広告費

家賃

家賃は自宅での開業でもない限り、どの不動産会社でもかかるものです。

毎月の支払ウェイトは大概大きいと思います。

私は路面店舗を選択しましたが、周辺の空中店舗よりはもちろん家賃は高くなります。

路面か空中かは、各不動産会社の戦略や考え方の話になります。

毎月必ずかかってくる固定費のため、しっかりと経営者の考え方を持って事務所物件を選択していくべきです。

また、不動産会社設立時には不動産協会への加盟手続きもあるため、事務所要件も満たす必要があります。

光熱費

光熱費も不動産会社を営業していくのであれば、毎月必ずかかってくる固定経費です。

事務所や店舗によってはガス代は不要になるかもしれません。

一般家庭のように基本料金+使用料となるのが一般的ですが、事務所の場合、使った分の請求がくるというような物件も存在します。

事務所が入ったビルで各フロアにトイレや給湯設備があり、同フロアの事務所数に応じて月額を按分するとう清算方式などもあるので、このあたりはご確認を。

人件費

人件費=給料は必ず必要となります。

現在私も一人で会社を登記しておりますが、自分の給料=役員報酬が毎月かかります。

役員報酬は決算月から1年間は変更ができませんが、毎月の固定経費として法人であればかかります。

もちろん、社員やパートの方を雇用するのであれば人数分の給料が毎月発生します。

厚生保険

厚生保険(社会保険)料も毎月の固定経費となります。

社員の方の半分を会社で半分払っていく形となります。

現状一人経営の弊社の場合は、私の厚生保険と年金+会社負担の分を毎月払っているような形となっています。

固定電話料金

不動産会社を営業するには固定電話の設置が必要です。

開業時の事務所調査の段階でも必要となります。

毎月の固定電話の料金はもちろん固定経費となります。

携帯電話料金

携帯電話も不動会社を営業するのであれば必須であるため、毎月の固定経費となります。

私自身は私用と仕事用は特に分けておりません。

私用と仕事で分けるかどうかは各会社の判断となります。

インターネット料金

インターネット料金も不動産会社としての毎月の固定経費です。

どこと契約するのかで料金は変わってきますので、しっかり検討すべきです。

弊社としても、もう一度見直そうと思っておりますが、まだできていない現状です。。。

税理士費用

不動産会社を経営するのであれば、税理士さんと顧問契約を交わすの普通です。

弊社でも契約しており、毎月の固定経費となっています。

税理士事務所へ支払う毎月の額は、税理士事務所や自身の会社の売上高や従業員の数などにもより異なります。

実際に知り合いの経営者に聞いたりすると月額費用はバラバラです。

経営していく上ではしっかりと比較検討していくべきだと思います。

幸い私がお願いしている税理士事務所は適格なアドバイスもよく頂けるため助かっています。

不動産会社を立ち上げるまでは税理士さんとお話をする機会などなかったため、実際に打ち合わせを重ねてきていろいろと勉強にもなっています。

経営するうえでの知識を今後はもっと身に着けていく必要があると、強く感じています。

コピー機保守費用

不動産会社にとってコピー機は必須設備です。

私の場合は設立時に中古のコピー機を買い、毎月、固定経費として保守料金を払っています。

現状は一人で使用しているようなものなので、大した月額とはなりませが、人数が多い不動産会社はその分費用が増えてきます。

カラーのコピーの使用枚数にもよります。

一人の不動産会社では、小さ目なコピー機で、インクを取替えるタイプのコピー機を使用しているところも見かけます。

その場合、毎月の保守料金ではなく、インクが切れた時に都度交換するため、インク代が経費としてかかってくるのだと思います。

広告費(スーモ・Google)

広告費は不動産会社によって、どこにかけるのかは変わってきますが、毎月の固定経費と言えます。

中にはスポットで打つ広告も存在するかもしれません(チラシ・リスティング広告などなど)。

弊社では現状、売買のスーモに加え、google広告を一物件に対して打っています。

スーモは枠数に応じた月額の固定費用、google広告はクリック数に応じて毎月の費用は変動しています。

 

不動産会社によっては広告費が家賃を上回ることも多いと思います。

広告費をどこにかけるかは、不動産会社の売上に大きく関わってくるため、慎重に決めるべきとことです。

経営戦略のなかでも非常に重要なポイントとなるため、PDCAサイクルを繰り返し行っていくことが宿命となります。

私自身もいろいろ試行錯誤をしてきましたし、今後も時代の長れにあわせて更に試行錯誤は続いていくことは覚悟しています。

弊社(不動産会社)の独自かもしれない毎月の固定経費項目

弊社独自となるかもしれない毎月の固定経費です。

  • インターネットバンキング基本料
  • 振込手数料
  • 借入返済金
  • ウォーターサーバー

インターネットバンキング基本料

弊社では地銀をメインバンクとしており、インターネットバンキングの契約をしています。

契約すると毎月の固定契約費がかかっています(現状は1,000円+消費税)。

振込や資金管理は確かに楽ですが、毎月の固定経費となっているのは確かです。

ですが、今後もインターネットバンキングは利用していこうと考えています。

振込手数料

弊社では毎月なんらかの振込手数料が必ず発生しています。

家賃しかり、その他毎月どこかへの振込があります。

振込手数料がかからないという不動産会社も存在するのかもしれませんが、通常は毎月かかる経費となるはずです。

借入金の返済

弊社では不動産会社立ち上げ時に日本政策金融公庫より借入をしました。

当初、借入をするつもりはありませんでしたが、税理士さんのすすめや返済の実績作りのためという考えもあると知り、借入をしました。

当時は自己資金のみでひとまず不動産会社を立ち上げようと考えていましたが、金利もそれほど高くないですし、借りておいて正解だったなと、今では実感しています。

経営が黒字で進んでいても、口座の残金は少なくなってくるタイミングもあるためです。

(本当に設立当時は経営の「け」の字もわかっていませんでしたので…)

 

たしか、法人設立が35歳以下だとかの理由で、金利もより良い条件で借入できたと記憶しております。

これから、日本政策金融公庫での事業資金のお借入れを検討している方は、そのあたりは確認してみて下さい。

借入金返済は毎月元本+利息を返済しています。

利息分の支払いは経営上、経費として計上されています。

ウォーターサーバー代

これは私の判断で契約しました。

水もお湯も365日24時間利用できますので、冷たい水を簡単に手間なく飲むこともできますし、お湯でコヒーの粉を溶かしてすぐに飲むこともできます。

私としては費用対効果については満足しています。

各経営者の考えでウォーターサーバーを契約するかどうか判断すればいいと思います。

手入れの手間もほとんどありませんので、おすすめです(新しいボトルの注文は必要です)。

※車は利用していません

通常、不動産仲介会社は特に、車を運転してお客様に物件をご案内をするというのが一般的ですが、弊社では車を保有しておりません。

現地集合でのご案内がほとんどで、店舗からのご案内は徒歩圏の物件となることが大半のためです。

弊社の立地柄、車は必要ではないですが、一般的には不動産会社は車の維持費と毎月の駐車場代は固定経費として頭にいれておくべきと考えます。

昨今はカーシェアが随分と便利に利用できるようにもなりましたので、今後は不動産会社も車を所有しない時代がくるかもしれません。

私も時々ですが、カーシェアを利用することもあります。本当に時々です。

 

まだまだ先ですが、将来的に車の自動運転化が実現したら、不動産会社のお客様のご案内に関しても大きく影響がありそうです。

もちろん、いい意味での影響となると予測します。

不動産会社経営における固定経費/月を把握することは重要と痛感

今回、1年不動産会社を運営してきて、弊社で毎月にかかっている固定経費を通帳や法人クレジットカード明細などを確認して書いてみました。

もちろん、初めてのことでした。

今回書き出してみたことで、固定経費を把握することは、当たり前ですが非常に重要なことだと認識させられました。

実際にこのように書き出したことで、改めて会社のお金の流れについて考えさせられました。

不動産会社経営では、月額の固定経費ばかりではなく、毎年かかる経費というのもあると思います。

例えば、

  • 加盟している不動産協会(ハトかウサギが多い)の年会費
  • 税理士への決算書作成費用や年末調整費用
  • 事務所・店舗の保証会社更新費用
  • 家賃の更新料(2年に1回)
  • 法人税

ぱっと思いつくところでも、こんなものが出てきます。

 

不動産会社を経営していく上で、月額の固定経費と年間の固定経費を把握することは非常に重要なのは言うまでもありません。

私自身も今回、まずは月額の固定経費を洗い出したことで、今後は見直すという考えも持つべきであると思いました。

本来はすぐにでも見直していかなければいけないのでしょうが、どうしても先延ばしにしてしまいがちなところ。

今後も長期的に不動産会社を経営していくために、避けることは良くありません。

数字を把握していない経営者と数字を把握している経営者であれば、後者の方が有能であることは間違いありません。

そもそも数字を把握していなければ、改善へと進むことすらできません。

今回の記事が、これから、不動産会社の設立する方々にとって、少しでも参考になりましたら幸いです。

Source: マイホーム購入体験談

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