これまで5000人以上の患者を診てきた医師が19日に山形市で講演し、その特徴や治療法を語った。
県が初めて実施した後遺症の研修会には県内の医師や看護師など200人以上がオンラインで参加した。講師を務めたのは山形大学医学部出身の平畑光一医師。
平畑光一医師「5000人以上診察してきた感覚からすると軽微なものも含めれば半数くらいの方に何らかの症状が残って外来で治療が必要なレベルにまでなる人が10%くらいかなと思う」
平畑医師は全国でもいち早く新型コロナ後遺症の専門外来を都内に開設し、これまで5000人以上を診察している。
平畑医師によると後遺症で最も多いのが倦怠感で9割以上の患者が訴えている。次いで気分の落ち込み、思考力の低下、頭痛と続く。
発症時の症状がそのまま残ることがほとんどだという。また、後遺症に対する理解のなさが患者を傷つけていると指摘する。
平畑医師「例えば会社の同僚から『甘えるな』とか『倦怠感くらいなら会社に来い』 『病気を理由にさぼっている』
『病院に行けているんだから動けないのはうそだろう』などの暴言を言われてしまう現状がある」
一方、県が県内の後遺症患者134人を調査したところ半数以上が仕事などの社会生活に影響があったと回答している。
平畑医師「経済的なところも含めて非常に困ってつらい思いをしていることを医師側も把握しておかなければいけない」
治療法について平畑医師は後遺症患者のほとんどが喉の奥の上咽頭と呼ばれる部分に炎症が起きていると指摘。
この炎症を抑えることで多くの症状の改善が期待できるという。
平畑医師「鼻うがいだけでも症状の改善がみられる場合が非常にある。1日3回くらいやってねと僕は言う。3回くらいやると症状が軽くなる方がよくいる。
治療すればちゃんと治る病気なんだということは知っておくべき」
https://news.yahoo.co.jp/articles/2117a7f65f318c1f34b2e6c8aa8e07cd667cf27d
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Source: アルファルファモザイク