小誌記者が映画関係者からこんな訃報を聞かされたのは年が明けて間もなくのことだった。
小誌は昨年3月から、映画界、芸能界における女優の性被害の実態を足掛け3カ月にわたって報じた。
複数の女優たちが監督や俳優、プロデューサーから性行為を強要されていた過去を詳細に証言。業界で長年覆い隠されてきた問題に一石を投じた。
報道後、是枝裕和氏や西川美和氏など日本を代表する映画監督らが「映画監督有志の会」を結成。「映画監督の立場を利用したあらゆる暴力に反対します」と声明文を発表し、文化庁にも要望書を提出するなど動きは広がった。
こうしたムーブメントを起こした力は、誌面に登場し、告発した女優たちだけによるものではない。
映画監督の榊英雄氏による性加害報道を受けて、被害を告白
報道が出た後、SNSやブログなどで自らの性被害を告白し、「#MeToo」に連帯した女優たちの存在があったからこそだ。そして、彼女もその一人だった。
園子温監督の“性加害”告発女優が自殺していた
#週刊文春
https://t.co/yMuT0uGnBF
— 週刊文春 (@shukan_bunshun) 2023年1月26日
日本の業界から性暴力を一掃するため一緒に戦って来た千葉美裸さん @Baysanmama さんがお亡くなりになりました。私が園子温から名誉毀損で訴えられた際に素晴らしい弁護士の先生をご紹介下さったのも美裸さんでした。裁判でも証言して下さる予定でした。美裸さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。 https://t.co/fmdLQEV7pB
— Yuki Matsuzaki 松崎悠希 (@Yuki_Mats) 2023年1月26日
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Source: アルファルファモザイク